TOF-SIMSによる分析結果の例

未使用QCMセンサーと比較して使用済みQCMセンサーで多く検出された2次イオンとしてはC9H19N2+(m/z 155)、C15H25N2+(m/z 233)等の含N有機物イオン、Cl-(m/z 35)SOx-(m/z 48,64,80、97 etc)I-(m/z 127)等が挙げられる。

未使用QCMで多く検出された2次イオンはCN-(m/z 26)等であった。

着目のDOP,DBPについては、使用済みQCMDOPに特徴的に検出されるC16H21O4-(m/z 277)が確認された。DBPについては特徴的に検出される可能性があるフラグメントイオンは確認されなかった。なお、DOPDBPを含むフタル酸エステル類から共通して特徴的に検出されるC8H5O3+(m/z 149)の相対強度は使用済みQCMで大きかった。

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